ほとんどの人々が一度は「カードローン」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
お金を簡単に借りることができる、カードローンは審査が通りやすい、安心の銀行系カードローンなどのうたい文句が功を奏しカードローンの貸出残高は右肩上がりのようです。
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お金を簡単に借りることができるキャッシングとカードローンの違い

最近「カードローン」ってよく聞くけど、キャッシングとカードローンの違いって何??
キャッシングにしろカードローンにしろお金を借りるという目的は同じです。
それではキャッシングとカードローンでは何が違うの?となりますが、違いは借入の可能枠、金利、返済方法などです。
一般的にキャッシングよりもカードローンの方が借入可能枠が大きく設定されていて、金利が低く返済負担が少ないことが多いです。
銀行系カードローンの審査が通りやすい仕組み
ゼロ金利の時代が過ぎてマイナス金利の時代に突入した現代では銀行は本体の金利により収入が確保しにくくなってきています。
そこで、銀行の新たな収入の柱になったのが住宅ローン(金利約0.〇%~)やカーローン(金利約1.〇%~)よりも高金利の設定がしやすいカードローンだったのです。
そして銀行系のカードローンはある優遇措置がとられていることから審査が通りやすい(通しやすい)仕組みになっているのです。
銀行系カードローンが受けている優遇措置は「総量規制外」

総量規制とは簡単に言うと「年収の3分の1までの借入しかできません」という規制です。
例えば年収300万円の人は100万円までしか借金をすることができません。ということです。
総量規制の3分の1の対象外の借金として有名なものは住宅ローン、カーローンなどがありますが、ここに銀行系カードローンもはいります。
アコムやプロミスなどの消費者金融やクレジットカードのキャッシングは総量規制の対象となるため規制の上で審査が通りにくく、CICなどの信用情報の見た目も悪くすることもあるのです。
総量規制対象外ということが銀行系カードローンの普及を促進したといえます。
カードローンの審査を通りやすくする方法
それではついにカードローンの審査を通りやすくする方法を書きます。
どのカードローンを選ぶか、審査時の借入希望枠、個人情報の書き方などです。
どのカードローンを選ぶか?
上記で書いたように、銀行系カードローンは総量規制の枠からはずれているため審査する側が審査を通しやすいという事実はあります。
そのため、選ぶなら「みずほ、三井住友、UFJの銀行カードローン」などの大手銀行カードローン、「○○信用金庫カードローン」などの地元信用金庫のカードローンがカードローン審査が通りやすい可能性があります。
カードローン申込審査時の借入希望枠
カードローンの申し込み画面には借入希望枠10万円、30万円、50万円などの借入希望枠を選択する項目があると思います。

例えばあなたが審査担当だとして、借入希望枠10万円と100万円の人がいたとしてどちらの方が審査を通しやすいですか?

当然借入額の少なくて返済のしやすい10万円のお客様の方が審査を安心して通すことができると思います。
つまり借入希望枠を最も少なく設定することが審査通過の近道であるということですね。
銀行系カードローンの場合、返済を行っていれば数カ月という比較的早く借入希望枠の増枠の案内が来ることが多いので、最初は借入希望枠を低めに設定しておくというのがコツです。
個人情報はできるだけ漏れなく記載する
個人情報欄でよくある疑問が「固定電話も書いた方がいいの?」ということですが、できるだけ書いた方がよいです。
連絡先として携帯電話番号をかけば基本的には固定電話に電話がかかってくることがないので安心してください。
その他の個人情報もできるだけ埋めてしまった方が印象は良いです。
カードローン審査を通すためにやってはいけない審査通過する方法
カードローンなどの審査を通す際に審査には通りやすくなりますが絶対におすすめできないことがいくつかあります。
審査書類への年収のウソ申告
当然ながら年収が高い方がローンなどの審査は通りやすくなります。
また、提出する収入証明が給与明細でよかったり、収入証明が必要のないローン会社も存在します。
そして給与明細などは頼めば本来の給与よりも高いものを作ってくれる会社もあります。
とうことはたとえあなたの本来の年収が300万円であっても500万円と書けてしまうということです。
クレジットカードの審査に関しては年収は書くだけでいい会社もたくさんあります。
たしかにこれをすればローンやカードの審査には通りやすくなりますが・・・
年収の虚偽申告は自己破産や債務整理時に困ることに・・・
債務が膨らんでしまい返済が難しい状況になった場合の最後の再生の方法として、自己破産や債務整理という事実上の借金の取消や借金の減額という方法がありますが、過度な年収の虚偽申告はこの面積を認められなくなる可能性があるので注意が必要です。
また、詐欺罪などの可能性もあるようです・・・などという脅し文句をよく聞きますが、相当悪質(返済を一切しないなど)な行為ではないかぎり最終的に免責が認められることがほとんどのようです。
ローン審査時の勤務先の虚偽申告
ローン審査でフリーターOKや主婦OKといううたい文句がよく聞かれますが、もちろん正社員で定期収入がある方がローン審査は通りやすくなります。
夜関係で働いているホステスや風俗関係の方は、在籍確認などにも対応してくれるアリバイ会社や友人の会社に頼んでその会社で働いていることにしてもらう方も多くいます。
たしかに個人事業主よりも株式会社〇〇や合同会社〇〇という名前の正社員の方が審査は通しやすいようですが・・・
勤務先の虚偽がバレてしまうと・・・
勤務先の虚偽がローン会社やクレジット会社にばれてしまった場合、社内のシステムに登録されてしまいその会社の審査は永遠に通らなくなるでしょう。
また、虚偽に使った会社のほかの従業員たちもその会社に警戒されてしまい審査が通りにくくなったり何かしらの調査があるかもしれません。
ローン審査時の勤続年数の虚偽申告
一般的に勤続年数は3年以上あるとローンやクレジットカードの審査は通りやすくなると言われていますが、勤続年数がたとえ3ヶ月であってもローン審査が通る可能性は十分にあります。
たしかに在籍確認では「〇〇さんいますか?」くらいしか聞かれないので勤続年数まで聞かれることはめったにありませんが・・・
勤続年数のウソ申告がばれた場合・・・
勤続年数の虚偽申告がばれた場合、勤務先のウソがばれたときと同じリスクがあります。
まとめ
クレジットカードの審査やカードローンの審査に通すだけであれば上記以外にも、他社借入額を空欄でだす、少な目でだす、などの方法もあります。
しかし、その方法を使った場合様々なリスクがあることはわかったと思います。
「ご利用は計画的に」とよく言われますが、できるだけ正直に審査をした方がよいでしょう。