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日本政府による国民の財産没収&預金封鎖⇒新円切替で財政改善できる?

日本の財政改善を一気にできる禁じだった手中の禁じ手

財産没収&預金封鎖、そして新円切替という手で戦後の財政危機を改善したのですが、現代にその手を使ったとして果たして財政改善はできるのでしょうか?

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日本政府には国民の財産を没収した前科がある

国会にて「国民のために~~~~~」と声高に叫んでいる政治家たちですが、実は日本政府にはその国民たちの財産を没収したという前科があります。

戦後の混乱期だったので今の世代の人々はあまり知らないことですが、国民は本当に財産を没収されるという事態が発生したのです。

戦後に国民が財産没収された手順

戦後のある日に日本政府は戦争で積みあがった借金の帳消し予算捻出のために突然、預金封鎖と新円切替という国がお金を調達する最終手段を決行しました。

預金封鎖と新円切替の同時施行の効力

預金封鎖によってまずは国民のお金の引き出しを制限します。

そして低い上限つきの旧円から新円への切り替えが行われ、新円を手にしたい国民は1ヶ月もない旧円が価値を失うまで短い期間内に預金封鎖されている銀行からの引き出しでしか新円を手に入れることができないという混乱状態に陥りました。

この最大の目的は国民の隠しているタンス預金を含めた国民の資産を把握することにあったようです。

旧円のタンス預金は期間内に使うしかない

このときに現在の価値で約15万円にも満たない新円しか手にすることができない中で、タンス預金などで価値を失うことが決定した旧円モノを買うなどで使い切るしかない状況になってしまい、ある意味で消費の促進になりました。

預金封鎖に効果的と言われる不動産には財産税を課税

よく預金封鎖に強いのは不動産と言われますが、実は有能な日本政府は抜け目なく不動産でも逃げさせません。

預金封鎖と新円切替という方法で国民の資産を把握した政府はその後、財産税と言うもので全資産の25%~90%という超高額な課税を一度きり行ったのです。

これによってあらゆる財産を没収された国民は安定という安く定められた状態になたのです。

政府はあらゆる支払いを換金できない国債で行った

財閥解体に伴う株の買い取りや農地改革による農地の買い取りなどを政府は10年間換金できない国債で行いました。

そしてその国債は10年間の内にインフレによって無価値同然に・・・

国民のあらゆる財産を没収した抜け目ない施策

現金、預金、不動産、農地、財閥・・・まさに国民の全てと言ってもいいくらいの財産全てを没収した政府の施策はまさに抜け目ない施策だったと言えるでしょう。

法の抜け目、想定外、抹消、記録の抜けなどの逃げの言葉が相次ぐ現代からは想像もできないまさに抜け目ない政府だっと言えるでしょう。

効果は絶大だった戦後の財産没収

戦後、最大で名目GDP比率250%以上にも達していた日本政府の債務残高はこの抜け目ない施策によって数年後には名目GDP比率15%以下にまでなったのです。

効果絶大で日本の財政が一気に改善されたという結果を見れば、財政だけに目を向ければ最高の施策だったと言えるでしょう。

近年預金封鎖が行われた国

1990年以降にも預金封鎖が行われた国はあります。

ブラジル

何度もブラジルは経済状態が悪化している印象がありますが、そんなブラジルでも1990年ある一定額の銀行預金の封鎖が行われました。

原因はブラジル通貨のレアルの急激な悪化とされています。

アルゼンチン

2001年に膨れ上がった政府の借金のデフォルト、財政危機に伴う銀行の業務停止が行われました

アルゼンチンはその後も何度か経済危機を迎えています。

ウルグアイ

アルゼンチン危機の影響で2002年に預金封鎖を行いました。

キプロス

2013年金融危機の起こったキプロスでは預金に対する課税を行うために預金封鎖と、資金移動の制限が行われました。

大きな原因はギリシャ危機でした。

現代でも同じ方法を行えば日本の債務残高は劇的に減少する

近年でも預金封鎖などが行われてきたように、現代の日本の国債はそのほとんどが国内にて処理されているため、預金封鎖、新円切替、新たな課税によって政府の見た目の財政状況を劇的に改善することができます。

海外資産の申告義務、仮想通貨への課税など、政府は着々と国民の資産の把握を進めています。

預金封鎖・財産没収の最大のリスクは信用喪失

ここまでにあげた施策はたしかに数字上の財政の見た目を良くすることができるというメリットがあります。

しかし今さら言わなくてもわかることですが、それ以上のデメリットが外国・国民からの日本に対する信用喪失です。

まとめ

日本政府による預金封鎖や財産没収は現代を生きるバブル世代、ゆとり世代、さとり世代にとっては現実的ではなくオカルト的な印象をでません。

しかし、過去に我が国日本もどうしようもなくなった時に財産没収を行ったという歴史的事実は把握しておく必要はあると思います。

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